SMIと受精方法

本日は培養部からお届けいたします。

お渡ししている精液検査結果の中で、SMIという項目をご覧になったことがあると思います。当院では、精子自動分析装置を用いて、精液検査、人工授精、体外受精、ほとんど全ての症例においてSMIを測っています。
これは、機械が精子の運動性をみて、数値化したものです。精子の進む速度の平均が速いほど、また、速く前進運動をしている精子の濃度が高いほど、SMI の数値は高くなります。つまり、精子の状態が良好なほど数値は高くなります。

私たちは、体外受精、顕微授精のそれぞれで、SMIの高低による正常受精率を比較し、採卵後に受精方法を決定する際、参考になるかどうかを検討しました。そして、SMI 50未満では、体外受精において正常受精率が低下するという結果が得られました。SQAの製造元では、SMI 80という基準値が設けられていますが、当院では、この結果を受け、SMI 50を目安にしております。

しかし、”SMIが50未満だから必ず顕微授精にした方が良い”、”SMIが50以上だから必ず体外受精で高い正常受精率が得られる”、というわけではありません。
当院では、SMIはもちろん、その他の様々な要因や、患者さまのご希望を考慮し、医師が受精方法を決定しております。

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