花粉症

この1ヶ月、妊娠待機中の患者様からの質問事項で最も多いのが、花粉症の薬についてのお問い合わせです。基本的には受精2週間後まではあまり問題になりません。薬による胎児奇形のリスクが特に高いのは妊娠28日目から50日目の絶対過敏期と妊娠51日目から112日目の相対過敏期と言われる期間です。
花粉症で処方される内服薬は、眠気を抑えた比較的新しい抗アレルギー剤が多く、奇形を起こしたというエビデンスもないけれど、妊娠中の使用経験のデータの蓄積がないため、胎児への安全性が確認されているわけでもないというものが殆どかと思います。点鼻薬も全身への影響はゼロではありませんが、飲み薬よりは影響が軽減されます。

私も花粉症には長年悩まされて来たので、妊娠したからといって何とかしないと耐えられないのはよくわかります。朝から抗アレルギー剤を服用しても完全にはおさえられず、花粉シーズン後半になると、夜は鼻閉感を軽減するものを併用しないと眠れない状態でした。鼻炎に効く漢方も試してみましたが、鼻の毛細血管が萎縮するとかで、1ヶ月以上連用していると鼻血が出てくる様になり中止しました。

それがどうしたことか4年前から症状が軽減し、3年前の春は殆ど服用せずにおわりました。その後は服薬しなくても、多少目の周りが痒いという程度です。年をとってついに花粉にすら反応しなくなったのか…
最近、乳酸菌製品の摂取でアレルギー疾患の症状が軽減するという宣伝記事を見ることがありませんか?昨年、NHKの番組でも腸内細菌叢と免疫に関する内容のものが放映されていました。 考えてみると、花粉症症状が軽減した1年前からシーズンに関係なく毎日ヨーグルトを食べていました。花粉症を治そうと思って始めたわけではないのですが. 30年近くに及ぶ花粉症との苦闘を思うと嘘のようです。もはや恐ろしくてヨーグルトをやめられず、旅先でも買って必ず食べています。
乳酸菌製品以外の発酵食物や食物繊維など、様々なものにより腸内細菌叢は変わっていきます。ただし、ある程度の期間が必要です。某ヨーグルトの宣伝には8週間で効果が確認されたとありましたが、私の場合は年の単位で変化が感じられました。

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