子宮内膜フローラ検査の新たな選択肢

 良好胚を繰り返し移植しても妊娠しない場合、胚の問題なのか着床環境なのか、患者様は皆モヤモヤすると思います。年齢が上がるにつれて、胚の染色体異常があって妊娠前に淘汰されてしまっている可能性が高くなりますが、着床前診断をしていない場合そこはわかりません。着床環境の問題が疑われる場合、①着床時期のずれがないか(ERA検査)②慢性子宮内膜炎の原因菌があるかどうか、乳酸桿菌があるかどうか(EMMA ALICE検査)③免疫過剰がないか(Th1/Th2の測定)などの検査があります。着床障害との関連が様々報告されていますが、来年以降保険診療の対象となる程のエビデンスの蓄積はまだないと考えられています。どの検査も自費で高額になるため、はじめから検査するのは躊躇する方が多いと思います。体外受精で2回、3回と着床しないと検査を検討する場合が多いのですが、子宮内膜フローラ検査は、国内の検査会社で扱うところも出てきており、症例数の蓄積もあるようなので、導入することにしました。検査費用が以前の半額近くになりますので、体外受精治療をまだしていない方も検査されてみても良いのではないかと考えております。名称はEMMA ALICEではありません。また、同じ検体でERA検査を同時にすることはできませんので、TRIO検査として1回で検査する予定の方は、従来通りEMMA ALICE検査をすることをお勧めします。検査の具体的な方法や費用は受診の際にお尋ね頂きますようお願い申し上げます。受付への電話ではお答えできませんが、オンライン診療のご相談という形であれば承ります。

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